野鳥の写真を撮ろうとしても野鳥が見つからなければ話になりません。私の場合それは2010年1月3日の事でした。自宅の近所の大きな池がある公園。大都市からさほど離れていないこの公園でカワセミを見つけた事から始まりました。
たとえば東京都内でも目黒の自然教育園、洗足池など様々な場所でカワセミの棲息が確認されています。黒田(紀宮)清子さんは赤坂御用地でカワセミの繁殖を観察し、論文にまとめています。意外と野鳥は身近に居るのです。
このカワセミ、野鳥の写真の入門に好都合な被写体でしょう。それはなぜか。
- 都会でも比較的簡単に見つけることができる。
- 一年中観察することができる。
- そもそもとても綺麗な野鳥で撮り甲斐がある。
- あまり小さすぎず、また静止している事もしばしばあるので撮りやすい。
- その一方で、狩猟の瞬間はとてもダイナミックでその瞬間が撮れた満足感はたまらない。
- 探しやすい所に居ることが多い。
- ファンが多く見本となる作品も多い
「あぶない、カワセミ写真の泥沼に入ってはいけません」
えっ、そんなこと書いてありますか?
でも、野鳥の写真撮影を始める時に必ず心がけたいことがあります。それはバードウオッチャーとしてのマナーです。日本野鳥の会のバードウオッチングを始める人向けのガイドはとても参考になります。必ず読みましょう。それからカメラマンとしてのマナーも。たとえば他の人がカメラを構えている前に遠慮会釈無しで入り込むとかは、やめたい事です。また公園にしても海岸、野山にもそこには野鳥の写真を撮る事など一切感心が無い、でもその場所で楽しんでいる方もたくさん居ます。そのような人に迷惑となる行為は決してしないように。
ところで、野鳥を探すコツを学ぶのに、日本野鳥の会が各地で開催している探鳥会に参加する、これは是非ともお奨めします。なにか気むずかしそうな野鳥の達人に取り囲まれて・・・。いえ、そんな心配はきっと無用です。
カワセミだけではありません。今、都会には様々な野鳥が戻ってきています。オオタカだって東京都内でも見つかるんですよ。しかも、比較的簡単に見つかるところさえあります。こんどの休日、とりさんを探しに散歩、それから始めてみませんか。
0 件のコメント:
コメントを投稿